放射線部

放射線部

メインイメージ

当院放射線部は、日本救急撮影技師認定機構が指定する実地研修認定施設です。

放射線部

放射線部では単純X線写真や各種造影検査、CT、MRIなどを用いた画像検査を行っています。また、画像ガイド下で局所手術(IVR:インターベンショナルラジオロジー)を行う業務も担当します。
当院は電子カルテと放射線情報管理システム(RIS)の構築により、完全にフィルムレスで運用されています。各検査で撮影された画像は医用画像システム(PACS)、および動画サーバーで管理されており、各診療科の医師は電子カルテ端末を見ながら診断を行っています。
地域の中核病院として救命救急医療・高度専門医療に対応した最先端医療機器を整備し業務を行っています。

放射線技師 12名(女性技師 2名)

認定資格取得者

X線CT認定技師3名
救急撮影認定技師5名
第一種放射線取扱主任者3名
第二種放射線取扱主任者1名
第一種衛生管理1名
日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師1名
医療画像情報精度管理士1名
医療情報技師1名
マンモグラフィ認定技師2名
磁気共鳴専門技術者1名

一般

一般撮影は主に「レントゲン」と呼ばれている検査です。
病気やけがを診断するためにX線を人体に照射し、それを画像として記録します。日常の診断に最も多く利用されている撮影検査です。

一般撮影検査は、全身の様々な部位・臓器に対して行われます。

  1. 骨・関節撮影:全身の骨・関節(骨折の有無や椎間板の診断など)
  2. 胸部撮影:肺・気管・心臓・大動脈など(肺野の炎症状態や腫瘍の診断など)
  3. 腹部撮影:肝臓・腎臓・膵臓・脾臓などの腹部臓器や消化管のガスなど(胆石・腎石の有無や腸閉塞の診断など)

検査を受けるにあたっての注意事項

  1. 金属(ネックレス・ピアス・ヘアピン・指輪・ブレスレット・時計など)やプラスチック・湿布・カイロなどは、写真に写るため、撮影部位にあわせて外すようにお願いします。
  2. 検査着も用意しておりますので、必要な方はお申し出ください。
  3. 妊娠またはその疑いがある方は、撮影前にお申し出ください。
  4. その他ご不明な点は、撮影担当技師へお尋ねください。

骨塩定量

骨塩定量検査とは

骨塩定量検査とは、骨の中にあるカルシウム・マグネシウムなどのミネラル成分が、どのくらいの量あるのかを計測するものです。このミネラル成分が不足してくると、骨がもろくなり、骨折しやすくなります。高齢者では治りが遅いため、骨折がもとで寝たきりになってしまう人も少なくありません。ですから骨密度を測定することは、中高年以上の女性に多くみられる骨粗鬆症の早期発見、治療効果の判定などにも、非常に重要です。2種類の異なるエネルギーを持つX線を用いて、骨量を測定します。全身ほとんどの骨を測ることができます。

骨密度の測定法には次のようなものがあります。

・DXA(デキサ)法・・・エネルギーの低い2種類のX線を使って腰の骨(腰椎)や太もものつけ根(大腿骨近位部)の骨密度を計測します。
・超音波法・・・かかとやすねの骨に超音波をあてて測定します。
・MD(エムディ)法・・・X線を使って、手の骨とアルミニウム板を同時に撮影し、濃度を比べることによって測定します。

骨粗鬆症診断にはDXA法を用いて、腰椎と大腿骨近位部の両者を測定することが望ましいとされています。当院では両者を測定し診断を行っています。


検査を受けるにあたっての注意事項

  1. 食事などの制限はありません。
  2. X線での測定なので妊娠している可能性のある方は医師に相談して下さい。
  3. 検査日より一週間以内にバリウム検査をお受けになった方は、バリウムが体内に残っている可能性があり、正しい検査が行えない場合があります。

マンモグラフィ

マンモグラフィ検査とは

乳房のX線撮影のことです。乳房は柔らかい組織で出来ているため、専用の装置を使用し板状のプレートで乳房を挟んで圧迫し、薄く引き伸ばして撮影します。そのため、圧迫の際に痛みを生じますが、乳房の厚みを薄くすることで診断精度が高くなり尚且つ、患者様の被ばくを軽減するメリットがあります。
撮影する技師には十分な経験と乳腺の専門の知識が必要です。当センターでは、日本乳がん検診精度管理中央機構の認定試験に合格した女性診療放射線技師が撮影を行っていますのでご安心ください。
当センターは、2016年3月にSIEMENS社のMAMMOMAT Inspirationという最新の装置を導入しました。


検査内容

【着替え】

  1. 上半身は裸になります。
  2. 胸や腋などに制汗スプレー等のスプレー類や、ラメが入ったクリーム等が付着していると、画像上で石灰化(病変)があると誤認されてしまいますので、検査前に拭き取ります。
  3. 眼鏡、ネックレス、ピアスも外して頂きます。髪の毛の長い患者様はヘアバンド等で束ねて貰います。

【撮影の流れ】

  1. 撮影回数は全部で4回(右乳房2回、左乳房2回)です。
  2. 所要時間は約10~15分程度です。

※ 時間は目安です。画像を確認した段階で、追加撮影で撮影する場合があります。 その際若干ですがお時間を頂きますのでご了承下さい。


【技師から患者様へのお願い】

乳房を圧迫する時は、痛みに対する恐怖心で身体全体に力が入る方がいらっしゃいます。
力が入ると乳腺組織全てを引き出せず病変部の見逃しに繋がってしまいます。
撮影スタッフもコミュニケーションを取りながら撮影していますので、もし我慢できないような強い痛みを感じた時は、遠慮なくお申し出下さい。
その他、何かご不明な点がありましたら撮影スタッフにお尋ね下さい。

パントモグラフィ(歯科撮影)

パントモグラフィとは,主に歯全体の様子や顎の骨(上顎骨・下顎骨)をX線で撮影する画像検査です。歯や顎の全体像を平面的な1枚の画像として収めることができます。
この検査は,むし歯や歯周病,歯肉炎,歯根の炎症,親知らずの状態,さらに顎骨の骨折や顎関節の状態把握を目的として行います。
基本的にはレントゲンと同じ原理であるため,歯や骨,金属などは白く,歯茎や歯の中にある神経などは黒く写ります。


【検査について】

  1. 検査時間は5分程度です。
  2. 装置の構造上,立った状態で撮影を行いますが,立つことが困難な場合は座って撮影することもできるため,車いすで来院された方でも検査が可能です。
  3. 撮影中は頭の周りをX線管とFPD(X線受光面)がグルグルと回ります.レントゲン検査と同じように,動いてしまうと画像がボケてしまい正確な診断ができなくなるため,検査中は動かないようにしていただきます。
  4. 検査を受けるにあたり,金属(義歯,ピアス,ネックレスなど)は外していただきます。
  5. 妊娠またはその疑いがある方は,撮影前にお申し出ください。

CT

CT検査

CTとは、”Computed Tomography”つまりコンピュータ断層撮影の略です。X線を人体の周囲360°にわたり照射し、その透過収集したX線の量をコンピュータにより解析し画像化します 当院では最新鋭の東芝製の世界最大多列:320列の検出器を持つAQUILION ONE/VISION EDITIONを使用し検査を行っています。
わずか一回転で広範囲の撮影を行うことができ、短時間で撮影できるためX線の被ばくや造影剤の量を大幅に減らすことが可能です。
高速で精密な画像が撮影可能となったことで心臓や大動脈などの動きのある部分や脳血管などの小さな病変も鮮明に描出することができます。
頭部から足まで全身の検査に使用でき、病気の早期発見に大きな効果を発揮します。

単純CT検査 造影剤という薬を使用しない検査
造影CT検査 造影剤という薬を注射して行う検査

造影剤を使用すると検査する部位をより詳しく調べることができます。撮影する部位、疑われる病気の種類により、使用するかどうかが決められます。


造影検査をお受けになる方へ

  1. 検査開始の4時間前から食事を取らないでください。お薬については医師からの指示がない限り通常通り服用してください。水分は制限がなければお飲みいただいて結構です。
  2. 過去に造影検査を受けてご気分が悪くなった方やアレルギー(気管支喘息や食べ物、薬など)のある方、心臓病、肝臓病、腎臓病、甲状腺の病気のある方、妊娠またはその可能性のある方は検査前に主治医または検査担当者にお知らせください。
  3. 造影剤は副作用の極めて少ない薬ですが、検査中にご気分が悪くなった場合、すぐにお知らせください。検査後、造影剤は尿となります。水分制限のない方は水分を多めに飲んでください。検査終了後しばらくたってから、はき気やかゆみ、蕁麻疹などの副作用があることがあります。主治医にご相談ください。

MRI

MRIとは以下の意味の略語になっています。

M=Magnetic=磁気
R=Resonance=共鳴
I=Imaging=画像
「磁気共鳴画像」の検査です。

MRI検査は強力な磁石を用いて、体の中を撮影していきます。
磁気と電波を使用するため、被曝はありません。
造影剤を用いずに血管を描出することが可能です。
あらゆる方向からの撮影が可能です。
当院ではPHILIPS社製の最高機種であるIngenia1.5Tを使用し検査を行っています。


着替え

専用ガウンを着用します。このとき金属の付いた衣類やヘアピン、ネックレス、指輪、時計、カード類、補聴器、入れ歯などは外します。

検査

  1. 内容により所要時間は異なりますが、おおよそ15分から60分位の範囲です。
  2. 閉所恐怖症の方はあらかじめ申し出てください。
  3. 検査中は大きな音がするためヘッドホンを装着します。
  4. 音がしている時は撮影中の為、体を動かさないようにしてください。
  5. 撮影中はブザーをお渡ししますので気分が悪くなったら握ってください。

造影検査をお受けになる方へ

  1. 病変部分の精密検査などに使用します。
  2. 検査内容によっては食事、水分摂取の制限があります。
  3. 用いる薬はCT検査の造影剤とは異なりますが、極めて稀に副作用が生ずる場合もあります。造影剤注射後は十分様子を伺いながら検査を進めます。
  4. 喘息や重篤な肝腎障害のある方や妊娠している方は当院では原則的に行ないません。
  5. 終了後は水分を多めにとり、腎臓からの排泄を促してください。

MRI検査を受ける事ができない方

  1. 心臓ペースメーカーや、体内神経刺激装置を使用している方
  2. 人工内耳や可動性義眼を使用している方

MRI検査を受ける事ができない場合があります

  1. 脳動脈瘤の手術を受け、金属クリップを入れている方
  2. 体内に金属を入れている方
  3. 妊婦または妊娠している可能性のある方
  4. 閉所恐怖症の方

X線TV室

当院では、フラットパネル(FPD:FlatPanelDetector)といわれる平面検出器を搭載したX線TV装置を用いて検査を行っています。デジタル処理画像であるため必要に応じて階調・濃度等の処理を加えることが可能で、診断能力の高い高精細画像を提供することが出来ます。
最新鋭の画像処理技術を統合した新画質コンセプト「PureBrain」により、従来装置に比べX線量を増加することなく高画質な透視・撮影像を提供します。
透視診断装置は,胃透視検査や注腸造影検査などを中心に利用される事が多い検査で、当院では内視鏡検査や整形領域など多目的な用途で使用されています。

IVR-CT室(血管造影CT複合型装置)

IVR(InterventionalRadiology)といわれる、血管造影などの特殊診断手技の治療を行います。 当院では東芝社製Infinix Celeve-i(血管撮影装置)とAquilion(CT装置)を複合したシステムで検査を行っています。
この装置は,X線により体の内部をリアルタイムで透視・撮影ができる装置と、体の内部の精密な断層撮影ができる64列CTが一体型となっているのが特徴です。X線透視下で検査・治療ができ、同じベットに寝たままCT撮影ができるので、より精密な検査ができ、かつ患者様の負担を軽減することができます。

IVR-CTシステムの利点

  1. カテーテルやチューブを伴う患者の搬送が不要。
    検査の安全性と効率が向上し、より超選択的手技の応用が可能。
  2. DSAによる投影像とCTの断層像の組合せによる3次元的情報の描出。
    複雑な血管走行や解剖学的破格をより正確に描出し、血流支配域の判定、塞栓術の治療効果判定、正確な穿刺が行える。
  3. システム専用の共通寝台によりDSAとCTを容易に繰り返し施行可能。
    検査時間の短縮、患者さんの負担低減。
  4. CT透視による non-vascular intervention への応用。穿刺、ドレナージ、神経ブロック等のCTガイド下の手技がリアルタイムの動画像観察下で行える。

    ※例:急性期の高エネルギー外傷による出血時
    造影CTにより出血部位を同定し、そのまま台を移動することなくカテーテルによる塞栓術を行う事ができるので患者様の負担を減らし、時間短縮にもつながります。

バイプレーン血管撮影室

カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、造影剤を注入し目的の血管を造影します。

当院ではPHILIPS社製Allura Clarity FD20/10を使用し検査を行っています。
オランダPHILIPS社により開発されたAllura Clarity FDシリーズは新たにフラットパネルディテクタ、X線管さらには先進のClarityIQテクノロジーによる画像処理機構を一新することで、患者様や医療スタッフの被ばくは大幅に 低減され、長時間化し、複雑化・高度化しつつある治療をより安全に行うことができます。
この装置の特徴は、2つのX線管球を持つことにより、同時に2方向から透視、撮影ができることです。
左心室造影や脳血管造影の際に、2方向同時に撮影できるので、造影剤が1回分だけですむという利点があります。
AMI(急性心筋梗塞)やOMI(陳旧性心筋梗塞)等の場合に、カテーテルを血管に挿入し冠動脈や心室を検査したり、バルーンカテーテルによる狭窄した血管の拡張や、ステントの挿入による血管の疎通を行っています。

主な血管撮影検査

  1. 心臓カテーテル検査心血管の血液の流れを見たり、心臓の動きを見る検査で場合によっては血管を広げ治療を行います。
  2. アブレーション治療
    心臓の拍動の異常(不整脈)という病気に対して行われる治療で、不整脈の原因となっている場所を高周波電流で焼き切り電気焼灼することができます。
  3. 下肢動脈撮影検査
    骨盤から足の先までの血液の流れを見て、閉塞性動脈硬化症がどの場所でどの程度かを調べる検査です。
  4. 頭部血管撮影検査
    頭部の血管(総頚動脈,椎骨動脈)を調べたり、コイルによる塞栓術や薬を注入する治療を行います。
  5. 腹部血管撮影検査
    肝臓・すい臓・腎臓など腹部臓器を流れる血液や疾患の状態を調べ、コイルによる塞栓術や薬を注入する治療を行います。

ハイブリッド血管撮影室

ハイブリッド血管撮影室とは、手術室に放射線透視装置を造設したものです。通常、放射線透視装置は手術室ではなく検査室に設置されます。手術室と透視装置を統合したという意味でハイブリッドと呼ばれています。
当院では、オランダのPHILIPSとドイツのMAQUET GmbH & Co. KG(以下 マッケ社)が共同開発し、両社の最新装置である、PHILIPS社製FPD搭載X線血管造影装置「Allura Xper FD 20」およびマッケ社製外科用手術寝台「Magnus(マグナス)」を使用し検査を行っています。
透視装置は高度な透視性能を備えたもので、体内の対象物を鮮明な画像で大きな液晶モニターに映し出します。万能手術台は多様な手術において、患者さんの体位を最適にします。これらの装置が手術室内に設置されたことで、通常の定型的手術とカテーテル治療を統合して行うことができます。患者さんの病状にあわせて、ある部分は通常手術、ある部分はカテーテル治療といった、お互いの利点を存分に発揮しあえるハイブリッド手術が、とても清潔な空間のなか、極めて高い精度で可能となります。現在同じ病気に対する治療でも多数の治療法があり、当院ではこのハイブリッド手術室を用いたハイブリッド手術を行うことで、患者様により低侵襲かつ効果的な治療の提供を目指しております。

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