肝線維化の画像診断法としての超音波エラストグラフィの市中病院での実態
試料・情報の利用目的及び利用方法
肝生検は肝線維化診断(慢性肝炎、肝硬変の診断)において最も標準的とされていますが、出血や疼痛のリスクを伴います。体への負担の少ない検査方法として血液検査による診断も行われています。近年では、超音波装置による肝硬度測定(超音波エラストグラフィ)も可能となり、保険診療で行われています。一方では、測定上の細かな注意が多数示されており、専門知識を備えた一部の医療従事者での使用に留まっているのが実態とも言えます。当院での超音波エラストグラフィの実態を調査し、妥当性を検討します。電子カルテ情報を集計し、分析は東千葉メディカルセンター医局内で行います。
研究期間
2024年2月29日から2027年1月31日まで
利用する試料・情報
2023年4月~2024年3月までの期間中、当院で超音波エラストグラフィを施行した患者様を対象とし、年齢、性別、肝疾患の有無、肝疾患有る場合の病因、血液データ(AST値(肝臓のデータ)、ALT値(肝臓のデータ)、血小板数)、腹水の有無、超音波エラストグラフィに影響する肝腫瘤の有無について、電子カルテ情報を利用します。
利用するものの範囲
東千葉メディカルセンター 消化器内科・検査部
試料・情報の管理責任者
東千葉メディカルセンター 消化器内科 亀崎 秀宏
本研究で得られた情報に関する手続き
本研究で行われる検査は通常診療で行われているものです。本研究により、直接的に患者に不利益を与えることはありません。また、個人情報を厳重に管理する体制等を整備し、公表時には個人情報の漏えいがないように行います。データ等は、東千葉メディカルセンターの鍵のかかる棚で保管します。
その他
本調査への参加を希望されない場合には、情報を用いる事はいたしませんので、下記問い合わせ担当者までご連絡ください。
問い合わせ担当者
東千葉メディカルセンター
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいてHPに掲載しています。