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検査部

患者さんへ

検査部の業務は、患者さんから採取された血液、尿、便、体液などの測定、組織や細胞などを調べる検体検査と、心電計や超音波診断装置などを用いて生体を検査する生理機能検査に大別されます。どの検査も迅速で正確なデータが得られるよう国家資格を有する臨床検査技師が行っています。なお、2014年4月1日の開院当初より、生化学、血液学検査の基準範囲は、日本臨床検査標準協議会の国内共通「共用基準範囲」を採用しています。

検査部について

1.高度・急性期医療提供への貢献
  1. 正確で迅速な検査データおよび新しい検査方法や試薬情報、基準値の変更などに関する臨床検査情報(MTI:Medical Technologic Information)の発信を行っています。
  2. チーム医療の一員として、病棟への出張検査や採血・採尿室での業務提供などを通じた臨床各科や他職種との連携を推進しています。
  3. 臨床検査技師による24時間業務提供体制(夜間・休日時間帯の緊急検査および外来至急検査への即応)を構築し、救命救急センターにおける、高度・急性期医療提供へ貢献しています。
2.業務の効率化
  1. 即応性や迅速性が求められる部門(救命救急センターや手術部など)についてはPOCT(Point of care testing:即応性や迅速性が求められる患者について小型多機能分析装置などにより、現場の医師・看護師等が簡便・迅速に検査を実施すること)を導入し、臨床検査の中央化と分散化の適切な組み合わせによる業務の効率化を図っています。
  2. 臨床検査技師は全て検査部に属し、各臨床検査の専門性や特殊性を考慮しながらローテーションで担当することにより、臨床検査技師の柔軟で効率的な運用を実現しています。
3.患者ニーズへの対応
  1. 検査診療時間の短縮や検査に対する不安・負担・医療費の軽減など、患者さん中心の医療提供を心がけています。

主な業務

1.検体検査
(患者さんから採取した血液・尿・喀痰・擦過物・便・臓器や組織などの身体から離れた材料を分析する検査です)
  1. 生化学検査:血液、尿などの体液中の物質(酵素、無機質、タンパク質、脂質、糖などの化学成分)を定量測定(数値で表す)する検査です。
  2. 免疫学検査:血液、尿などの体液中に存在する、各種の抗原・抗体を測定する検査です。肝炎ウイルスに代表される各種のウイルス抗原価・抗体価、腫瘍マーカー、スギ花粉等のアレルギー抗体価などが該当します。ただし、輸血関連検査も免疫学的検査に該当しますが、ここでは別分野として扱います。
  3. 血液学検査(血液凝固検査も含む):血液の有形成分(赤血球、白血球、血小板など)の数や形態を調べる検査です。そして血液凝固検査は、血液の固まりやすさ(凝固能力)や血栓の出来やすさなどを調べる検査です。これらは主に、貧血の程度や血液疾患(白血病、血友病、悪性貧血など)の検査として実施されます。
  4. 尿一般検査:主に尿中に存在する物質(糖、潜血、タンパク質など)の定性分析(有る・無し:+・-で表す)を行います。さらに、尿中に存在する有形成分の数や形態を調べます。また尿以外に脳脊髄液、胸水、腹水、関節液や便などを検査材料として用いる場合があります。
  5. 簡易定性検査:インフルエンザ抗原、尿中HCG(妊娠反応)、溶連菌抗原、肺炎球菌抗原等を短時間(10~20分)で調べる定性検査です。検査材料は、咽頭・鼻腔のぬぐい液、便や尿などを用います。
  6. 輸血関連検査:血液型(ABO型、Rh型)検査、不規則抗体スクリーニング検査、交差適合試験(供血者の血液が輸血可能かどうかを調べる)、直接・間接クームス試験(溶血性貧血や不適合妊娠の検査)などの検査を行います。
  7. 細菌検査:血液、喀痰、尿、咽頭拭い液、鼻腔拭い液、脳脊髄液や膿などの材料の培養を行い、病原微生物を検出・同定します。さらに病原微生物が検出された場合は、その菌に対する各種抗生物質の感受性試験を行い、どの抗生物質が有効かを調べます。
  8. 病理検査:手術や内視鏡下で摘出した臓器・組織を薄く切り(薄切)染色後、顕微鏡で観察し正常か異常を判断します。腫瘍組織・細胞の場合は、悪性度分類を行います。病理医により病理診断が行われます。また病理診断は、手術中に行われることもあります(術中迅速診断)。
2.生理機能検査
(患者さんに直接センサーを取り付けて、そこから得た信号を数値化あるいは画像に変換し解析する検査です:ただし放射線を扱う検査は除く)
  1. 循環器機能検査(心エコー検査を含む):心蔵の機能を主に、全身の循環器系の働きを調べる検査です。検査項目は、安静時12誘導心電図・24時間ホルター心電図・トレッドミル運動負荷心電図・血圧脈波検査などがあります。安静12誘導心電図検査は1分程度の記録時間で不整脈や心筋梗塞などの評価を行います。通常の心電図検査では評価が難しい場合は、24時間の心電図を記録するホルター心電図検査やトレッドミルを使い運動負荷をかけて心電図を記録するトレッドミル運動負荷心電図検査なども行っています。
    心エコー検査は、絶えず動いている心臓の動きを直接評価することができます。心臓の大きさ、動き、血液の流れる速度や方向、弁の状態を観察し評価を行っています。
  2. 呼吸機能検査:喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などをはじめとした肺の病気の有無や程度、手術前に肺の能力を調べる検査です。スパイロメータという機器を用い、息を吸ったり・吐いたりして肺の大きさや弾力性、酸素の取り込み能力などを検査します。
    そして、睡眠時無呼吸症候群を診断する簡易検査(アプノモニター)も行っています。
    さらに呼吸器内科では、より正確に診断するために、1泊入院して行うポリソムノグラフィー(PSG)検査も行っています。
  3. 脳神経機能検査:脳波(安静時・睡眠時)、神経伝導速度検査などがあります。
    脳波検査は脳が活動すると、微弱な電気が流れます。その電気的な変化を頭皮に付けた電極でとらえ、波形として記録したものです。検査時間は電極装着や記録などを含め1時間ほどかかります。神経伝導速度検査は、末梢神経を皮膚の上から電気刺激し、記録することで手足のしびれ・痛みなど原因となる末梢神経障害の診断・評価を行います。
  4. 超音波(エコー)検査:超音波は人の耳には聞こえない音を利用して、各臓器の状態や機能・腫瘤の有無などを調べる検査です。検査部位は腹部・血管(頸動脈・下肢動静脈)・乳腺・甲状腺などを検査します。

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