患者さんへ

当救急科・集中治療部は、専従医5名（その他、非常勤医5名）、看護師59名を中心に、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、管理栄養士、メディカルソーシャルワーカなど、多職種連携で診療にあたっております。年間約3000名の救急車搬送患者を受け入れ、ドクターヘリ搬送患者も積極的に収容しております。また地域災害拠点病院としての責務も果たすべく、日常より防災計画立案・訓練を実施し、有事の際には砦として機能できるよう準備を進めております。地域における高度な救急医療提供をモットーに、今後もいざというとき信頼される救急集中治療施設となるべく励んで参ります。

診療への取組み

• 千葉県山武長生夷隅医療圏唯一の救命救急センターおよび地域災害拠点病院です。
• 重症救急患者さんに対して、ER（救急処置室）受け入れから、ICU（集中治療室）、あるいはHCU（ハイケアユニット）での入院加療にかけて、シームレスな救急集中治療を行っています。
• 最重症な患者さんには、人工呼吸器や血液浄化法、経皮的心肺補助などの人工補助療法を駆使したクリティカル・ケアを行っています。
• 心臓血管外科などの大侵襲手術後や合併症を有する患者さんの術後管理をICUで行います。
• 日本救急医学会 救急科専門医指定施設、日本集中治療医学会 専門医研修施設などの施設認定を受けており、医学教育にも力を入れております。
• 救急救命士への指示や助言、救急救命士や救急隊員の教育など、地域メディカルコントロール体制の中で中心的な役割を果たしています。
• 敗血症やDIC（播種性血管内凝固症候群）などの研究において公的研究費も獲得し、研究活動を活発に行っています。

救急搬送受入の状況

主な対象疾患

• 院外心肺停止
• 多発外傷
• 敗血症
• 急性中毒
• 心筋梗塞
• 脳卒中
• 多臓器不全
• 大侵襲手術後（心臓血管外科，消化器外科など）
• その他、主に２次から3次救急疾患