令和6年4月1日に東千葉メディカルセンターは設立10周年を迎えました。この間、多くの方々のあたたかいご支援に支えられてきましたことを心より感謝申し上げます。
当センターは平成26年に地域の救急医療と高度急性期医療を担うべく、多くの人たちの努力によって設立されました。基本構想が立ち上がった平成16年から10年以上を経て、様々な議論・困難があった中で設立に関わった方々の背中をおしてくれたのは、他でもない地域住民からの「確かな医療」を求める熱い思いであったと思います。そして、開院後の10年間を支えた職員たちは、その熱い思いに「確かな医療」で答え続けてまいりました。
救急患者受入数は平成30年以降3000人を超え安定して推移するとともに、手術数も徐々に増加傾向にあり、地域住民の方にとって遠くの大規模病院に行くことなく地元で最先端の医療を受けることが可能となりました。
また令和6年度には、千葉県から基幹型臨床研修病院としての認証をいただくことができました。もともと当センターは千葉大学医学部附属病院の東金九十九里地域臨床教育センターとして千葉大学の特任教官が在籍し研修医・専攻医の教育に当たってきております。引きつづき当センターでは、医師のみならず優れた医療人の育成を目指した活動を続けてまいります。
一方で、当センターがさらに持続的に成長していくためには、経営面での安定化も必須となります。限られた医療資源の中、効率的な医療提供を目指すとともに、職員が常に目標に向かって進んで行けるような仕組み作りを進めております。この次の10年に向けて、地元にしっかりと安定した根を下ろし、今以上に信頼される病院を目指してまいります。今後とも、ご指導ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
