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採用情報

脳動脈瘤コイル塞栓術における動脈瘤の位置や形状と被ばく線量の関係

試料・情報の利用目的及び利用方法

国際放射線防護委員会(International Commission on Radiological Protection: ICRP)は患者被ばく線量管理の最適化ツールとして、診断参考レベル(diagnostic reference levels: DRLs)の使用を推奨している。本邦では2020年7月にDRLs 2020が公示された。画像下放射線治療(Interventional Radiology: IVR)領域では基準透視線量率に加えて臨床線量が用いられ、脳血管領域は診断血管撮影(術前・術後)とIVRに大別され、さらに疾患別に区分されている。DRLs 2020では臨床での装置表示値から得られる患者照射基準点空気カーマ(air kerma at the patient entrance reference point: Ka,r)や面積線量(air kerma-area product: PKA)がDRL量として採用されており、手技や疾患群ごとに分類して評価を行う必要がある。これらは手技中の術者にリアルタイムで掲示できる量として用いられている。脳血管IVRでは治療の手技ごとに被ばく線量が異なると報告されているが、脳動脈瘤の治療部位や形状・大きさなどと線量を分析し、DRLs 2020と比較した報告は非常に少ない。本研究では、当院で行われた脳動脈瘤IVRの情報を後ろ向きに取得し、脳動脈瘤の治療部位や形状・大きさなどと被ばく線量に関する情報を分析、DRLs 2020と比較を行うことです。

研究期間

令和6年6月12日から令和7年3月31日まで

利用する試料・情報

2018年4月から2024年4月30日までに当院で脳動脈瘤に対するコイル塞栓術を施行された患者様が対象です。研究期間中に当院で脳動脈瘤に対するコイル塞栓術を施行された症例の脳動脈瘤の形状や位置に関する情報およびカテーテルレポート内に保存されている被ばく線量に関する情報(透視時間・基準点空気カーマ・面積線量)を取得し解析を行います。

利用するものの範囲

東千葉メディカルセンター 放射線科

試料・情報の管理責任者

東千葉メディカルセンター 放射線部 伊藤肇

本研究で得られた情報に関する手続き

本研究で行われる検査は通常診療で行われているものです。本研究により、直接的に患者に不利益を与えることはありません。また、個人情報を厳重に管理する体制等を整備し、公表時には個人情報の漏えいがないように行います。データ等は、東千葉メディカルセンターの鍵のかかる棚で保管します。

その他

本調査への参加を希望されない場合には、情報を用いる事はいたしませんので、下記問い合わせ担当者までご連絡ください。

問い合わせ担当者

東千葉メディカルセンター
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいてHPに掲載しています。