ヒトの組織を対象とした一細胞解析研究
試料・情報の利用目的及び利用方法
ヒトゲノム情報の多くは細胞の集合に由来する平均値的な情報であり、そのため、生体の究極の基本単位である細胞について、数百種類にのぼる細胞種を1細胞レベルで解析することが生命システムの機序の解明に重要である。近年、約37兆個にのぼるヒトの全細胞について、種類・状態・系統などを最新の1細胞解析手法によって分類し、全世界でカタログ化する「ヒトセルアトラス:Human Cell Atlas (HCA)プロジェクト」が世界で行われており、本邦では理化学研究所が中心となり解析を行っている。今回、1細胞解析手法技術を用いて、消化管粘膜上皮細胞のリファレンスデータを作成し、各種疾患に関する診断方法の開発や創薬研究分野における基本データとすることを目的とする。当院で内視鏡検査を行う患者を対象とし、得られた消化管粘膜上皮細胞のリファレンスマップを作成する。また、得られたデータは個人情報に十分配慮の上、国内外の公共データベース(NBDC Human Database、NCBI db GAP等)に登録する。
研究期間
2019年10月4日から2027年3月31日まで
利用する試料・情報
当院で内視鏡検査を行う患者を対象とし、得られた消化管粘膜上皮細胞を利用します。
利用するものの範囲
東千葉メディカルセンター 消化器内科
理化学研究所
理化学研究所
試料・情報の管理責任者
東千葉メディカルセンター 消化器内科 亀崎 秀宏
本研究で得られた情報に関する手続き
本研究で行われる検査は通常診療で行われているものです。本研究により、直接的に患者に不利益を与えることはありません。また、個人情報を厳重に管理する体制等を整備し、公表時には個人情報の漏えいがないように行います。データ等は、東千葉メディカルセンターの鍵のかかる棚で保管します。
その他
本調査への参加を希望されない場合には、情報を用いる事はいたしませんので、下記問い合わせ担当者までご連絡ください。
問い合わせ担当者
東千葉メディカルセンター
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいてHPに掲載しています。