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日本における特発性冠動脈解離大規模多施設レジストリー - Japan SCAD Registry –

試料・情報の利用目的及び利用方法

特発性冠動脈解離(Spontaneous Coronary Artery Dissection; SCAD)は一般的な心血管リスク要因を持たない中高年女性に多く見られ、心筋梗塞や心停止、死亡につながる可能性のある疾患ですが、症例数が比較的少ないため、未だその病態は十分には解明されておらず、治療法や予防法も確立していません。
近年、特発性冠動脈解離の臨床像を明らかとするため世界各国から大規模レジストリーの結果が報告されていますが、日本国内にはまだ大規模なレジストリーはなく、日本人患者における特発性冠動脈解離の実態は十分に解明されていません。そこで、我々は日本からの100例以上を登録したレジストリーを構築し、日本人の特発性冠動脈解離における、より詳細な検討を行う必要があると考えました。
この研究は、千葉大学医学部附属病院を研究主幹病院として、多施設共同観察研究として実施されます。また、当院及び参加施設での倫理委員会の承認を得て実施するものです。

研究期間

2024年11月19日から2027年3月31日まで

利用する試料・情報

2010年1月(当センターは2014年4月)から2024年5月末までに本邦で診断された特発性冠動脈解離による入院患者さんを対象として、後ろ向きに情報収集を行います。収集する情報は、氏名、生年月日など個人を特定できる情報は除き、カルテ上で収集可能な、通常診療で得られた情報のみです(性別・身長・体重・合併症・既往歴・現病歴・内服薬などの患者基本情報、入院時(発症時)の血圧・心拍数などのバイタルサイン、入院中または外来通院中の12誘導心電図・胸部レントゲン・血液検査、経胸壁心臓超音波検査・心臓MRI検査・RI検査等の画像検査、及び心臓カテーテル検査)。

利用するものの範囲

東千葉メディカルセンター 循環器内科

試料・情報の管理責任者

東千葉メディカルセンター 循環器内科 金枝 朋宜

本研究で得られた情報に関する手続き

収集した情報は匿名性を十分に確保したうえで、千葉大学医学部附属病院冠動脈疾患治療部内に置かれる研究事務局に集約されます。その後、サブ解析などのために各参加施設の研究分担者に匿名性を維持したデータが提供される可能性があります。また日本以外の患者との臨床的な違いを検討するため、チューリッヒ大学病院循環器内科のTemplin教授を主任研究者とするThe InterSCAD Registryとデータベースを共有し、追加解析を行う可能性があります。今回の研究で得られた成果を、医学的な専門学会や専門雑誌等で報告することがありますが、集められた情報は個人情報がわからない形で保存、取り扱いを致します。

その他

本研究に関してご質問のある方、診療情報や検査結果を研究に利用することを承諾されない方は、下記までご連絡下さい。

問い合わせ担当者

東千葉メディカルセンター
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいてHPに掲載しています。