難聴患者の機能 MRI による補聴介⼊指標の策定
試料・情報の利用目的及び利用方法
近年、難聴と認知症の関連性が注目されています。難聴があると認知症のリスクが高まるという研究結果があり、特に高度難聴の方ではそのリスクが約5倍になるという報告もあります。本研究では、難聴と認知症リスクの関係性をより詳しく評価するために、問診や認知機能評価に加えて、MRIを用いた脳機能検査を行います。具体的には、音声刺激に対する脳の反応をMRIで測定し、難聴と認知症リスク評価の有用な指標となるかどうかを検討します。補聴器は難聴対策の有効な手段の一つですが、高額であることや、効果が生活環境や脳の予備能力に左右されることが課題です。本研究では、MRIを用いた脳機能検査が、補聴器の効果予測や、より適切な難聴対策の選択に役立つ可能性を検証します。
研究期間
2025年2月1日から2028年1月31日まで
利用する試料・情報
当院で補聴器が推奨される聴力レベル(両側平均40dBHL以上)の難聴患者様を対象とし、年齢、性別、MRI所見、診療記録を利用します。
問い合わせ担当者
東千葉メディカルセンター
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
事務部総務課総務係
TEL:0475-50-1199
文部科学省・厚生労働省による「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づいてHPに掲載しています。